手術です

おしりから出血していると来院した犬ちゃん。

実は少し前から徐々に大きくなっていたようで、気にはしていたものの、心臓が悪いので、手術は悩んでいるうちにひどくなってしまったようです。

よく見てみると肛門のすぐそばに大きい腫瘤が。そこから一部がはじけて出血していました。去勢もしていない犬ちゃんなので、肛門周囲腺腫という病気の可能性が高いです。肛門周囲腺腫は大きくなると出血したり、感染して化膿したり、うんちが出ずらくなってしまったりといったことがあります。

 

血液検査、レントゲン検査、エコー検査などを行い、手術を行えるかを総合的に判断し、手術となりました。肛門周囲腺腫の場合は男性ホルモンが関与しているといわれているので、可能性を考え、腫瘤の摘出とともに、去勢手術が行われます。摘出したものは病理検査といって専門の施設でその腫瘤が何なのか、良性、悪性のどちらなのか、その結果によって今後はどのようなことに気を付ければよいのかなどを調べます。

肛門周囲腺腫であれば摘出できれば良性といわれていますが、腺癌ですと、悪性なので、今後注意が必要になります。

若いうちに去勢をしておくと、肛門周囲腺腫になる確率は下がりますので、やはり、去勢手術はおこなっていた方がいいかなと思います。

病気になってから手術となるとまず、手術を行えかどうか、内臓の問題(心臓、腎臓、肝臓など)や手術中のリスク、そして術後無事に麻酔から覚めるかなど問題は高まります。予防できるものはあらかじめしてあげた方がいいなあと感じた瞬間でした。