回虫

会社で拾ったという子猫ちゃん。前回はノミが多く、結膜炎を起こしていたのですが、だいぶ綺麗になって来ました。

今日はウンチの検査を行いました。

すると・・・・ウンチに交じって中からそうめんのような細長いものが・・・・・sign03

これは猫回虫の成虫です。回虫は猫ちゃんの小腸に寄生し、摂取した栄養分を回虫が食べてしまったり、腸粘膜を傷つけて血便を起こしたりといったことから、下痢、成長不良、毛づやが悪くなるなどの症状をおこし、子猫ちゃんですと、命にかかわる事もあります。

また、回虫の幼虫が気管や食道などを移動するため、時々咳や嘔吐が認められ、このときに回虫の幼虫が吐き出されることがあります。

どのように感染するかというと、感染した猫ちゃんのの便には猫回虫の虫卵が混ざって排泄されます。排泄された虫卵は、土の中で感染力のある成熟卵(内部に幼虫が形成された卵)になり、この成熟卵を、猫が何かの拍子に口にすることで猫回虫に感染します(経口感染)。このほか、成熟卵を口にしたネズミや鳥などを猫が捕食することでも感染します。また、母猫ちゃんから母乳を介して子猫ちゃんに感染(経乳感染/垂直感染)が起こります。つまり、お外に出ている猫ちゃんには感染するリスクが高いという事です。

治療としては駆虫薬を飲ませたり、お薬を垂らすタイプのものもあります。小さいお子さんがいらっしゃるお家では人間にもうつる可能性もあるものなので、猫ちゃんがウンチをしたら、すぐに片付ける、よく手を洗うなどをおこない、食べてしまうことのないようにきをつけましょうね。