膀胱結石

去勢手術をおこなう予定の犬ちゃん。高齢なこともあるので、健康診断も兼ねて血液検査、レントゲン検査など全体のチェックをおこないました。するとお腹の中に白く写るものが・・・・

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このレントゲン写真は横向きで撮った写真です。上が背骨の腰椎部分。下がお腹です。ちょうど膀胱の位置に白いモノが見えます。これは膀胱結石です。

オーナーさんと相談し、まずは処方食を食べて、石が小さくなってくるようなら、去勢手術のみ行う、変わらないようなら去勢手術と同時に膀胱結石も摘出する手術をおこなうという事になりました。が、、、残念ながら、処方食を食べてもこの大きさが変わらなかったため、同時に手術をおこなう事になりました。

手術で摘出した石が下記の写真。直径1.5cmの平べったい石が出てきました。見た目で分かるように、表面がでこぼこしているので、これが膀胱粘膜に絶えず当たっていると痛みが出たり、血尿の原因となります。

 

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摘出した石は成分を分析して、今後結石が出来にくいご飯を食べてもらう事になります。結石は1種類ではなく、何層かに重なって違う種類の結石で構成されていることもあり、その場合には結石が作られている割合によって適切なご飯が変わって来ます。

この犬ちゃんの結石は尿検査ではストルバイトという処方食で溶解可能といわれているものだったのですが、どうやらシュウ酸カルシウムの結石の可能性も高そうです。その場合は処方食で石は溶解できないため、摘出が一番となります。

結石は摘出してもまた作られてしまう可能性もあるので、処方食で結石が作られないように管理する必要があります。また定期的に尿検査をおこない、尿の状態をチェックしていくことが重要です。