肛門周囲炎

肛門の周りが出血し、炎症を起こしていた犬ちゃん、最初は肛門腺の破裂を疑い、洗浄、抗生物質投与を行っていたのですが、傷の治りが悪く、肛門腺の位置以外に広がり、またその部分の組織の色もあまり良くない状態だったため、肛門嚢炎ではなく、肛門周囲炎の可能性を疑いました。

オーナさんと相談し、手術で切開し、悪い組織を取り除くとともに、その部分を病理の専門の先生に診てもらうことになりました。

肛門周囲炎とは肛門の周囲にある肛門腺の炎症が原因で起こります。肛門の周囲のかゆみや痛みなどで執拗になめたり、噛んだりすることで、炎症が起きた状態を言います。通常は雄犬に見られるのですが、雌でもみられることもあります。

原因は様々ですが、便秘、下痢を繰り返す、高齢、ストレス、肥満などが原因になります。

排便の時に痛がったり、お尻をこすりつける動作を行うこともあります。

手術では無事に汚い部分を取り除き、きれいにすることが出来ました。今後もうんちの状態を観察し、皮膚から液が出てきていないかチェックしながら様子をみていく必要がありますが、まずは一安心です。

この病気は再発しやすく、治療が難しい場合もあります。おかしいなと思ったら、早めの受診をおすすめします。