動物を家族として迎え入れるということ

先日来院した犬ちゃん。もとの飼い主の方が飼えなくなり、縁あって、いまの飼い主さんに飼われ、健康診断に来院しました。

生後半年ちょっとで、やんちゃざかり、元気いっぱいの犬ちゃんでした。

お話しを伺うと、前飼い主さんが、転勤のため、飼育できない環境になり、しばらく預かってくれていた方が他の犬ちゃんもいる家庭だったそうです。わずかな期間にたくさんのおうちに行ったり来たりしていました。

問題点として、一人になると寂しがり吠えてしまうとのこと。前からの性格もあったかもしれませんが、今までの環境が原因の一つになっている可能性もあります。

最近はペットショップがあちらこちらにあり、可愛い子犬、子猫ちゃんを見たり、触ったりできる機会が増えました。赤ちゃんはとても可愛いので、ついつい衝動買いしてしまいたくなる気持ちは十分わかります。また、CMやドラマなどで一時的に人気の犬種、猫種をつい選んでしまいがちです。

ペットショップでは購入の際、デメリットは言わないかもしれませんが、命のある生き物です。購入したら終わりではありません。病気にかかる可能性ももちろんありますし、予防接種や健康診断は最低限必要になります。

ペット用保険も最近は定着しており、加入されている方も増えましたが、加入していない場合は病院の費用も全額自己負担になります。

急に開腹手術が必要になったり、入院治療が必要になったり、また高齢になれば、病気で通院治療も増えてきます。たとえば、パグやフレンチブルドックなどの短頭種は暑さに弱く、熱中症をおこしやすいため、人がいなくてもエアコンをつけている必要があったり、皮膚が弱いため、しわのお手入れやシャンプーが必要です。犬種、猫種によってなりやすい病気もあります。

動物を迎え入れる際は本当に最後まで面倒を見ることが出来るか、予防、治療にかかる費用をきちんと支払いすることができるか、もう一度考えてからにしましょうね。相反しますが、動物がいる生活はとても癒されますし、楽しいことも増えます。家族が増える喜びをリスクを考えた上で迎えてほしいと思っています。