前立腺肥大

去勢をしていない雄犬ちゃんでよくみられる前立腺肥大症という病気があります。

5歳以上で60%9歳以上で95%に認められるといわれています。未去勢の場合、ホルモンバランスの影響で前立腺の組織や細胞増殖が過剰になり、前立腺が肥大化します。

症状としては、元気消失、食欲不振、下痢、便秘、尿失禁、血尿、跛行等の症状がみられます。前立腺肥大と聞くと、尿の出方が悪くなるというイメージが多いかもしれませんが、意外と前立腺が腫れることによって、腸が圧迫されて、便秘になったり、便が硬くなってしまうために周りから下痢便のみが排出されることもあります。

検査としては未去勢で上記のような症状を呈する場合エコー検査、尿検査などを行い、前立腺の腫大、血尿の有無などを確認します。また、前立腺が炎症を起こしている場合には細菌尿、膿尿を起こすこともあります。

治療法としては内服薬でホルモン剤を飲む方法があります。しかし、一時的に抑えるだけで、再発しやすいため、去勢手術を行うのが一般的です。

年齢がいってから手術となると、負担も増えますし、体の状態によっては麻酔をかけられないこともあります。去勢手術は若いうちに病気の予防のためにも行っていた方がいいと思います。