心因性脱毛

猫ちゃんは非常にデリケートな動物というのは飼育している方はご存知かと思います。新しい家族が増えた、家族が減った、引越し、同居動物の増減などなどがストレスになることがあります。

食欲がなくなったり、部屋の片隅から動かなかったり、排泄をしなくなったりと様々な問題が出てきますが、そのなかで、グルーミングが過剰になり、脱毛してしまうことがあります。

何でもない猫ちゃんでも身体よく舐めてグルーミングは しますが、ストレスを感じている猫ちゃんのそれは異常です。毛が無くなるまでやっています。 その時のグルーミングは舐めると言うよりは、毛を引きちぎっている感じです。ただこの 過剰グルーミングは飼い主の前ではやらないことが多いようです。どこか見えないところ や夜間にやってしまって、気が付いた時には毛が薄くなっていることが多いようです。

感染症などの原因の場合、赤い発疹がない、ノミなどの寄生虫感染の兆候がない、また心因性脱毛によくある場所の腹部、腰のあたりが境界がはっきりしている脱毛などがあれば、心因性脱毛をうたがいます。

治療はまず、原因の除去です。が、家族や同居動物の増減はどうしようもないこともありますよね。環境に慣らし、猫ちゃんの方から近づいてくるまで、異常にさわったり、かまったりしないでください。

また、エリザベスカラーで舐めないようにしたり(カラーがまたストレスになるかという問題がありますが)、内服薬でリラックスできるようなものがあります。

過剰グルーミングは、猫ちゃんの悲鳴です。ほっとくと下痢や嘔吐の 消化器症状が出てきたり、原因不明の食欲不振から急激な体重減少を起こしてきます。そうなるまえに病院に相談してくださいね。