繁殖障害の原因

甲状腺機能低下症という病気が7歳以降になると犬ちゃんの場合増えてくるのですが、その病気と妊娠率の低下についての文献がありました。

甲状腺機能低下症になると、雄犬では、交尾欲の低下や精子の射出が減少するといわれていますが、高齢に伴い、精巣自体の委縮や他の疾患などがあり特別に繁殖機能と甲状腺の病気に関連するというデータはなかったそうです。

一方、雌犬では高齢で交配ということはあまり行わないため、繁殖障害と甲状腺機能低下症との関連性を突き止めるのはなかなか難しそうですが、発情周期の延長は認められたとの報告があります。

甲状腺機能の低下=繁殖障害というわけにはいかないようですが、加齢とともにさまざまな病気の素因が増えて、繁殖率は低下します。その要因の一つとしても考えられるのではないでしょうか。

交配を考えられるオーナーさんもいらっしゃると思いますが、なるべくいい状態、安全な状態での交配が行われるといいなと思います。

5歳を過ぎてもなかなか繁殖がうまくいかないとなれば、それ以降の妊娠は母体にもリスクが高くなるので、あまりお勧めはできません。

また、あまりに大きさの違う犬ちゃんの交配も可能であっても生まれてくる犬ちゃんが骨格の問題で病気を作ってしまうかもしれません。

話が少しそれてしまった感がありますが、交配を考えているなら早めに行動することが必要かなと思います。