ワクチネーションプロトコール

こんにちは!月曜日です!鈴木です!!

最近、体重は減っているのに体脂肪率が増えました...

運動不足を実感しています...

近いうちにテニスの大会に出場しようと考えているのですが、こんなんで大丈夫なのでしょうかcoldsweats02

試合に参加することが確定したらまたご報告させていただきます(笑)

 

さて今日はイヌのワクチンの話。

イヌの初年度ワクチン計画は3回接種が推奨されています。

なんで3回も打たなきゃいけないの?そんな疑問があがってきますよね。

今日はこのあたりの話をしていこうと思います。

さてみなさん、ヒトも含めた生まれたばかりの動物はどうやって免疫を得ているのかご存知でしょうか。

自分で作っている?いやいや、生まれたばかりの動物に抗体を作る機能はまだ備わっていません。

実は母親から抗体を貰っているのです。

ヒトの場合はお腹の中にいるときに胎盤経由で、イヌは胎盤経由と初乳からもらっています。

この母親からもらう抗体を『移行抗体』と呼びます。

赤ちゃんを病原体から守るのに重要なこの移行抗体なんですが、ワクチンを接種する際に邪魔になってしまうのです。

母親から貰った移行抗体が多く残った状態では、ワクチンの成分(抗原)を母親の抗体がやっ
つけてしまい、子犬は自分で抗体を作る事が出来ません。

ただし移行抗体は出生後、日を追うごとに少なくなっていき、移行抗体の残量が20%以下に減ったときが理想のワクチン接種の時期となります。

移行抗体の残量がしっかりと把握できて、ベストなタイミングでワクチンが接種できるのであれば、本
来なら子犬のワクチン注射の重ね打ちは必要ありません。

しかしこの移行抗体、どのくらい残っているのか測定することが出来ません。

(厳密に言うと、研究レベルでなら測定可能ですが費用と時間がかかるので、臨床では扱っていません)

そこで、一般に母親の移行抗体の残量が20%以下まで減っていると思われる時期を推測して3回ワクチンを接種する方法が取られていると言うワケです。

移行抗体の消失が早い子犬、平均的な子犬、遅い子犬の3パターンどれにでも対応できるようにしているんですね。

おわかり頂けたでしょうか?

もしかしたら将来的に移行抗体の残量が簡単にかつ安価で測定できるようになったら、ワクチン接種の回数は減るかもしれませんね。

そんなことを期待して今週はこのへんでpaper