気管虚脱

こんにちは、獣医師の佐藤です。

前回、実習報告も兼ねて短頭種気道症候群の話をしました。

今回は同じ呼吸器の疾患「気管虚脱」についてお話したいと思います。

気管虚脱の詳しい原因はわかっていませんが、トイ種など小型犬に多くみられるため、遺伝性の疾患と考えられています。

本来軟骨により筒状に維持されている気管が、軟骨が弱くなることによりつぶれ、咳や呼吸困難を呈します。

高温多湿の環境や肥満、興奮などにより症状が悪化するため、先ずは呼吸のしやすい環境づくりを目指します。

安静時でも症状が出てしまう場合には、気管にステントを入れ物理的に期間が虚脱しないように外科処置に移行します。

気管虚脱を持っているわんちゃんは特に「ガーガー」というガチョウの鳴き声と表現される特徴的な症状を多く伴います。

この時期は特に症状が重篤になりやすいので、上記の症状に気づいたら早めの診察をお勧めします。


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獣医師:

佐藤