毛包虫病の概要

アカラスという通称で知られるのは、毛穴に巣食い、厄介な皮膚病を引き起こす、体長0.2~0.3ミリほどのニキビダニが原因です。毛包に巣食うため、毛包虫ともいわれます。

子犬の場合、ニキビダニが感染して発症しても範囲が限られ、症状が軽いことから九割前後は自然治癒すると考えられています。しかし、厄介なのは成犬や老齢期の犬が発症した場合です。以前は、治りにくい皮膚病の代表でしたが、近年では毛包虫を殺す有効な治療法がいくつか認められ、治癒もしくは維持しやすくなりました。

症状

毛包虫病生は、生後~12ヶ月の性成熟期をはさんだ幼い時期に発病するといわれ、症状の始めとしては口や下顎、目の周囲、前足の前面などの皮脂線の多くに分布する皮膚に毛が抜けた部分が徐々に広がっていき、やがてニキビのようなものがたくさんでき、それらが広がりただれを起こすようになります。

原因としては、子犬が母犬から感染して発育期に発病するのが多いです。潜在的には、犬の半数以上が毛包虫をもっているといわれていますが、それらの犬がこの病気になるとは限りません。毛包虫症の発病や進行は、犬種による発病のしやすさ、犬の免疫や抵抗力の違い、ホルモンのバランス、食事の傾向などが関係しているようです。10歳以上の老犬にもこの病気にかかりやすいですが、高齢で発症すると治りにくいというのが特徴です。

症状が重くなる前に気づき、早めの治療ができるように、定期的な健康診断をおすすめします。