退院しました

膝蓋骨脱臼していたTプードルのSちゃん。

年末に手術を行い、病院での年越しとなってしまいましたが、無事今日退院しましたhappy01

そもそも膝蓋骨脱臼の「膝蓋骨」とはいわゆる膝のお皿のことで、膝を伸ばしたり縮ませたりするときに靭帯をずらさずに関節がスムーズに動くようにしている骨です。この骨が脱臼してしまうと靭帯の機能も果たせなくなりますので、足を着くことができなくなります。すべての犬種で起こりますが遺伝的な骨格の構造から、ヨークシャーテリア、トイプードル、マルチーズ、チワワなど、「トイ種」と呼ばれる小型犬種に多い病気です。

脱臼をするとその部分の関節を動かすことができなくなるので、足がつったように上げたりスキップしているように走ったり、歩き方がおかしかったり、また事故などで起こった場合は腫れてひどく痛がります。後ろ姿もガニ股のように足が外側へ向いてしまうなど、飼い主さんから見ても明らかに異常な格好になることもあります。

膝蓋骨脱臼は症状によって4段階に分けられ、軽度な場合は無症状なものもあります。また、脱臼してしまっても足を伸ばして自分で治し、まるで何もなかったかのように再び歩き出す子もいます。膝蓋骨脱臼をしやすい子は膝の曲げ伸ばしをしたときに膝蓋骨がガクガクと動くので、飼い主さんがシャンプー時などに気づくこともあります。

治療は軽度であれば消炎剤などの処方と安静にし経過観察するものもあれば、交通事故などで外れた場合麻酔をして脱臼した肢を元に戻し、固定する方法もあります。重度の膝蓋骨脱臼や骨格的に重度なものであれば、それ以上脱臼を繰り返さないようにしっかり骨を固定をする外科手術をすることになります。
 どちらにしても、治療しないでそのままにしておくと関節が変形してさらに運動機能に障害が出ることもあるので、脱臼の程度を知るためにも動物病院で受診することをお勧めします。

予防法としては、脱臼の症状が軽い場合はそれ以上ひどくならないように運動制限をします。肥満も足に負担がかかり脱臼を起こす大きな原因になりますので、減量させることも重要ですshineその子の両親も同じ病気で遺伝からくる脱臼と考えられる場合は、繁殖もおすすめしません。

 また生活環境に気を配ってあげることも重要です。床にはじゅうたんやお風呂マットを敷くなどしてフローリングをやめ、滑りにくいものにします。足の裏の毛が伸びたら滑らないように短く刈ります。また高い所へのジャンプもできる限りさせないようにします。とにかくその子の足に負担をかけないような生活を工夫してみてましょう。

まだ軽症だからと思ってそのままにしておくと、その足をかばって歩くため今度は逆側の足に負担がかかりその足も脱臼してしまう可能性もあります。すぐもとに戻るからと脱臼を軽くみていると、正常な肢まで病気にさせてしまうこともあるのです。

 おうちのワンちゃんは大丈夫ですか?不安な場合は一度相談してくださいね。