痒いです

以前より前足の間(指間)が赤くなってしまってかゆがっている犬ちゃんがまた再発で来院しました。

指間の病気といえば

細菌感染

カビ感染

寄生虫感染

アレルギー

心因性による舐性

などの単独、または混合感染が疑われます。

鑑別を行うために毛の一部を抜いたり、皮膚の悪化した部分にスライドグラスをつけて染色したりして寄生虫や細菌、カビの有無を調べます。

犬の種類によってはアレルギーを疑いたくなる場合もあるのですが、まず、基礎疾患がないかを見極めずにただ、痒みを止めるステロイド剤を投与してしまうと、寄生虫感染を起こしていた場合は余計に悪化してしまいます。

この犬ちゃんは細菌感染が主でした。またお庭で遊ぶ際に土を掘ってしまい、汚れがつきやすいのと、傷をつけやすい環境にあるので、飲み薬に加え、シャンプーによる足先だけの薬浴も必要と判断しました。

シャンプーというと毛を洗うというふうに思いがちですが、治療の際のシャンプーはどちらかというと薬に患部を浸すという意味合いが強くなります。ささっと洗っておしまいではなく、十分にシャンプー部分を湿らせて、シャンプー剤を泡だてて(泡立たない種類もあります)患部に優しくつけていきます。そして10分置くのが重要sign03これをするか、しないかでシャンプー治療の効果が大きく変わって来ます。

また、シャワーの流す温度も熱すぎると痒みが増してしまうので、30度~35度で流すのがポイントです。

薬の量を減らしてなるべく良好な状態を保つのにはシャンプーも非常に重要になって来ます。大きさや性格によってなかなか続けるのが難しい場合もあるかもしれませんが、獣医師と相談しながら出来る範囲で行えるといいと思います。