膀胱結石

慢性的に膀胱炎を繰り返していたネコちゃん。膀胱内に結石がある事が分かっていたのですが、処方食のご飯で石を溶かす事が出来るので、やってもらう事にしました。

・・・・・が、処方食そのものを食べてくれず、元気もなくなってきてしまい、オーナーさんと相談し、手術で石を取り出すことになりました。

手術で膀胱を見てみると、かなり粘膜が硬くなっており、膨らまない状況おしっこが膀胱にたまる事が出来ない状態の為、おしっこが造られるとすぐに出るという厳しい状態になっていましたsweat02

そして膀胱から取り出されたのは直径1cmほどの先端がとがった石sign03これが粘膜にちくちく刺していたのかと思うととても痛そうbearing

他に石がない事を確認し、膀胱内を洗浄しました。また、しばらくは尿道カテーテルを入れて、おしっこが膀胱に溜まらない状態で管理します。

入院中はストレスでご飯を食べないネコちゃんが多いので、このネコちゃんも大丈夫かなsign02と思っていたのですが、手術翌日より、もりもりご飯を食べてくれました。膀胱のわずらわしさがなくなり、少し快適になったのかもしれませんhappy01

手術をしても、食餌でまたできてしまう可能性もあるため、今後も食事管理は続けていかなくてはなりませんが、まずは元気にしていてくれるので一安心。

雄猫ですと、尿道が細いため、結石が膀胱から尿道につまり、おしっこが全く出なくなる事もあります。24時間、おしっこが全く出なくなってしまうと、命の危険があります。その場合は緊急的に、結石を膀胱内に押し戻し、洗浄しておしっこを出す必要があります。

おかしいなsign02とおもったら早めに病院へ連れて行って下さいね。