ジアルジア

犬ちゃん、猫ちゃんの下痢の原因のひとつにジアルジア感染症があります。検出は特別な方法とある程度慣れていないと見過ごしてしまうので、低く見られているのですが、1歳未満の犬ちゃんでおよそ50%、生検で30%の陽性の反応が出たという結果が大学病院で発表されました。最近では抗原に反応する検査キットが発売されたことにより実際に症状をだしていなくても、感染している割合が多いという結果になりました。

実はこのジアルジアは遺伝子研究の進歩により、タイプが7種類あることがわかり、犬ちゃんの型、猫ちゃんの型そして人間の型があります。それぞれの動物種でタイプが分かれているといわれていたのですが、人、犬、猫共通の型が発見されました。

ジアルジアの生活環は感染した動物から便が排出され、その便に含まれるジアルジアの芽胞を接種して腸内で虫体となり繁殖をするという形で感染します。

日本国内の河川でこのジアルジアの芽胞(シスト)がみられています。上水、下水の再利用時にはシストの除去を行っているのですが、河川の水を摂取した場合などでは人での感染がおこる可能性があり、集団感染がおこると、完全駆除はなかなか難しい状況になります。

便検査でジアルジア症と診断された場合には適切な治療を行うことが必要です。