歯科検診

昨日は6月4日「虫歯予防の日」でしたね。みなさん、歯科検診していますか?

今週は、関係あるのか、ないのか、アステールでは歯石除去、抜歯の予約が毎日のように入っていますsweat01

ワクチンやフィラリア予防などで来院の際、健康診断として、一通り体のチェックをしています。その際、歯石が結構ついている犬ちゃん、猫ちゃん、多いです。口が臭い、歯石がびっしり、という状態にオーナーさんも気づいてはいたけれど、食欲もあり、元気もあり、特に症状が出ていないとなると、様子を見てしまうケースが多いのですが、その状態が進行してしまうと、猫ちゃんは歯肉炎、食欲不振、犬ちゃんですと、くしゃみが出る、顔が腫れる、目の下から膿が出てくるといった状態をおこすこともあります。

歯石除去にも全身麻酔をかけて行うために、術前検査として血液検査を行い、そのうえで歯石除去を行いますので、少しの歯石だとそのために麻酔をかけることにためらう気持ちもよくわかります。どこまでついたらやったらいいのか、その基準は人それぞれ。感じ方も違うと思うのですが、ひどい状態になってからとなると、年齢も高齢の場合が多く、歯も抜かなくてはいけないという状況に陥りやすいです。

普段からの歯石予防は人間と同じ、歯磨きが一番です。ガムや抗菌作用のあるスプレータイプの液も効果はあるのですが、やはり歯磨きが一番効果的です。最初から歯磨きをしようと意気込んでもいやがるこは非常に多いので、まずは歯を触ることを嫌がらないようにすることから始めましょう。はをガーゼなどで触らせてくれたら、ご褒美(おやつ)をあげる。その際、近くに歯ブラシを置いておくのも有効です。このセットがあるといいことがあるというのを覚えさせてから徐々に歯ブラシで磨いてみる⇒そしておやつをあげる。徐々におやつを少なくして、最終的にはおやつなしにしていくという方法です。どうしても歯ブラシは難しいという犬ちゃんにはデンタルグローブといって軍手の指先に歯を磨くものがついているタイプもあります。

人間も動物も日ごろからのケアが重要ですねsign03