高齢猫ちゃんの治療

湿気が多く蒸し暑いですねrainいよいよ梅雨入り。皮膚の悪い犬、猫ちゃんのケア、気を付けましょうね。

さて、最近はネコちゃんの10歳と聞いてもそんなに高齢といった感覚はなくなりつつあり、20歳を超えるネコちゃんも増えてきましたね。

年に1度のワクチンで来院の際や健康診断の際に、血液検査をすると、腎臓が傷んでいる可能性があるネコちゃん、結構います。そういえばお水をよく飲むようになってきた、おしっこの量がとても多いといった症状があると、腎臓の75%くらい傷んでいる可能性があります。

食欲が全くない、血液検査で腎臓の数値が異常に高いとなると、まず入院して血管で点滴治療をしてどの程度よくなるか、だいたい3日くらいを目安に考えてその後また相談といった形になります。

ただ、入院すると猫ちゃんの場合余計ストレスになってしまう、オーナーさんが自宅で診ていたいといったご希望があれば、通院治療、もしくは自宅のみでの治療といった選択肢もあります。

高齢だからあんまりいろいろしたくないというオーナーさんも結構いらっしゃいます。その気持ちはとてもよくわかります。特に苦しむこともなく症状としてでないまま寿命をまっとうできればいいのですが、腎不全が進んでくると、食欲がなくなったり、嘔吐、歯肉炎をおこしたり、さらに神経症状が出てしまうとなかなか見ているのは辛いものがあります。

なるべく負担のかからない方法で、しかも腎不全の緩和といった意味では首の皮膚の下の皮下組織という場所に点滴剤を入れる方法があります。血管点滴と違い、一度に量を多く入れて、ラクダのこぶのような形になるのですが、時間がたつにつれて少しずつ体全体に水分を補給できるようになります。電解質が体の水分と同じ成分でできているので、口から水をのむよりも体の吸収に優れています。これは病院での通院でも構わないのですが、ご自宅でセットをお渡しできるので、それを毎日やってあげると効果的です。

さらに、症状に合わせて処方食、内服薬を組み合わせていくかどうか、その都度、獣医師と相談しながら、そのネコちゃんに最適の治療を選んでいけたらいいなと思います。

歳だから全くなにもしないのではなく、どういう形をとれば幸せなのかを考えて生活の質を保つお手伝いができればいいなと思います。