下痢

この時期、胃腸の病気はやっています。

最近下痢を主訴で来院の犬ちゃん多いですね。昨日もここ最近便がゆるかったり、よくなったりを繰り返しているという犬ちゃんが来院しました。

下痢でも便の量や回数、形状で小腸性と大腸性の2通りに分かれます。混合の場合もあります。1回の便の量が多く、やや黒色で回数は少ない場合は小腸性の下痢、便の回数が多く、少量ずつ出ていて、粘液状のどろっとした便の場合は大腸性の下痢と判断できます。

原因はいろいろありますが、

①食餌の内容 

過食や消化の悪い食べ物(ジャーキーなどのおやつ、ブドウ、ミカン、スイカ、梨などの  果物類)を急にたくさん食べたり、いつもと違うものをたべたりした場合、その2,3日後に具合を崩すことがあります。また、食物アレルギーでも下痢を引きおこすことがあります。

②寄生虫

子犬ちゃんを飼った際には便検査をおこないましょう。お母さん犬から感染している可能性もあります。回虫やコクシジウム、条虫などお腹に寄生していると発育不良をおこし、場合によっては命を落とす可能性もありますので、必ず駆虫する必要があります。

③細菌、ウイルス

大腸菌、サルモネラ菌などの細菌感染やパルボウイルス、ジステンパーウイルス、コロナウイルスなどのウイルス感染症、などがあります。ウイルスに関しては予防接種で防げますので、必ず予防接種を行いましょうね。

④腸炎、膵炎、腫瘍など

腸に炎症をおこしていたり、胃や腸の腫瘍、リンパ腫など、特に高齢になってくると考慮しなくてはいけません。

同じ下痢でも原因によって治療が変わってきます。

まずは下痢をしたら、新鮮な便をもって動物病院へ行きましょう。便の形、量、色や顕微鏡で細菌や寄生虫の検査などを行います。時間がたってしまっている場合は正確な検査ができません。

また来院時はいつもの状態やごはんの種類などを説明できる方が連れてきてくださいね。