脂漏症

まだまだ梅雨も終わりではなさそうですね。

最近、皮膚のトラブルの犬ちゃん、非常に多いです。皮膚病は完治が難しく、日本は四季があり、気温や湿度も一定ではないので、なかなかコントロールが難しい病気の一つだと思います。

今日はその中でも犬脂漏症について書いていこうと思います。

脂漏症とは名前の通り、皮膚の表皮に常在しているカビや細菌への免疫力が低下した際に、皮膚の新陳代謝が極端に速まり、皮脂やフケが多くなる病気です。

原因として、遺伝的素因のある、原発性脂漏症とアレルギーや寄生虫、マラセチア(カビの一種)などの感染、性ホルモン分泌の異常などにより、皮膚(表皮)の新陳代謝が極端に速まり、角化の異常が生じることで起こる続発性脂漏症とがあります。

犬の脂漏症は、新陳代謝が活発に速まり過ぎているために急速に角質化が進むため、ビタミンやミネラルの不足なども考えられます。毎日食べるフードの脂肪分は、多すぎても少なすぎても皮膚病の原因になります。

また、若い時は特に異常が見られなくても、加齢とともに免疫力が低下したり、ホルモンを分泌する内分泌系が異常を起こし、急に症状が出てくる場合もあります。

人間にも犬にも、皮膚の表面には常に数種類の細菌が常在していますが、免疫機能が健全な時には、このような皮膚トラブルは見られませんが、免疫力の低下やアレルギーによるホルモン分泌量に異常が見られると、カビ、細菌、寄生虫などが急に増え始めるため、皮膚の防御反応が異常に活発になります。

脂漏症の治療として、まずは寄生虫、細菌、カビ感染をしていないかどうか、皮膚の検査を行ったり、年齢によっては血液検査を行い、ホルモン異常を起こしていないかチェックしたり、また日ごろからのごはんを見直してみたりと、原因を探って、その治療を行っていきます。同時に必須脂肪酸・ビタミン剤等サプリメントを服用したり、脂漏症の治療としてのシャンプーによる薬浴などを行います。

シャンプーは普通に毛を洗うというよりは地肌にシャンプー液をなじませるといったやり方になります。シャンプー液をつけたら10分は皮膚になじませてからよくすすいであげてください。最初のうちは週に2回くらい必要になり、おうちでやるのはなかなか大変かと思いますが、治療として行っていくので、獣医師の指示になるべく沿う形で行っていけるといいと思います。

治療は根気がいると思いますが、快適な生活を送れるように皮膚のトラブルは様子を見ずに動物病院に相談していきましょうね。