猫の甲状腺機能亢進症

今日は久々の晴れsun暑くなりそうですね。

 

さて、今日は猫ちゃんの甲状腺機能亢進症について書いていこうと思います。甲状腺から出るホルモンは体温調節、エネルギー、心臓の機能をつかさどるホルモンを出しています。このホルモンが出すぎてしまう病気が甲状腺機能亢進症です。なぜ出すぎるといけないかというと、普通の生活をしているのに絶えず、全力疾走している状態となってしまうため、食べているのに痩せてくる、安静にしているのに心臓に負担をかけるといった状態になってしまいます。

おもな症状は

体重減少

食欲増進

嘔吐、下痢

行動の変化

被毛粗雑

などがあげられます。少し前までは痩せて、目がらんらんと光り、毛がバサバサになって、走り回る行動をする猫ちゃんが典型的な症状といわれていましたが、今は一見わからない状態の猫ちゃんも多いです。5㎏の猫ちゃんが1㎏痩せても細いとまではいかないと思います。ですが、1㎏痩せるというのは異常です。

検査としては問診(これが結構重要です)、触診(甲状腺が腫れていることがわかる場合もあります)を行い、内臓の血液検査で一部の検査結果が高いと疑いが高いため、甲状腺のホルモン検査をさらに行います。この検査でおよそ9割くらいの猫ちゃんは診断がつきます。

次に、症状の程度を調べる検査を行います。心臓の異常を調べるために心電図、超音波、レントゲンを使います。この病気では、血圧が上がることが多いので(8割程度)、血圧の検査も同時に行います。

治療は内服薬による治療と外科的に甲状腺を切除する方法とあります。
内服薬は治療というよりはホルモンの出すぎを抑えるものなのです。だいたい飲み始めて1週間後くらいから効果が出てきます。その間によくならないと飲むのをやめてしまうとまったく意味がなくなってしまいますので、きちんとのませてくださいね。

飲み薬には副作用で皮膚が痒くなったり、食欲がなくなったりすることがあります。また、甲状腺の病気によって隠れていた腎不全が出てくる場合があります。その際は薬を変更したり、腎臓の治療を追加したり、症状によってなにを優先させるかを相談しながら行っていく形となります。

手術は原因となる甲状腺の異常部分を摘出すれば完治となりますが、全身麻酔となるので、ほかの病気がなく、麻酔がかけられる状態であれば可能です。

甲状腺は首のところに二つありますが、中には副甲状腺と言って隠れて別の場所にある場合もあります。そちらが異常なホルモン源だとすると見つけるのが難しかったり、再発をしてしまう可能性もあります。

最近では甲状腺機能亢進症に効果のある処方食が発売されるようになりました。まだ、効果は新しいので不明ですが、食べることで治療ができれば飲み薬の手間や猫ちゃんへの負担も減ってうれしいですよね。今後に期待です。

甲状腺機能亢進症は高齢(8歳以上)になると出てくるといわれています。おうちの猫ちゃん痩せてきていませんか?最近行動が変化していませんか?あれ?と思ったら病院で相談してみてくださいね。