心臓

先日、心臓病のセミナーへ参加してきました。

今回のセミナーはクイズ形式で、講演の途中に「ここで考えられる病気は?」、「必要な薬は」といった質問を手元にあるリモコンでボタンを押して正解を判定しながら進むという少し変わった形式のセミナーでしたが、とても面白いものでした。

少し前までは心臓病の動物病院の検査というと聴診器、レントゲン、心電図といった検査が主流でしたが、今はエコー検査が欠かせなくなってきています。そしてそのエコー検査も日々進歩してきていて、ただ見るだけではなく、血液の流れから形態を考えながら病態を探る必要があります。

そしてさらに重要なのが、一つの検査だけで診断を行わないということ。エコー、レントゲンそれぞれ長所、短所があり、その検査でわかること、わからないことがあります。レントゲンで心臓若干大きく見られただけで、病気でもないのに心臓病薬を長年飲んでいたという話もあります。

また、ワクチンやフィラリア検査などの予防で来院した時に、心臓に聴診器を当てて、心雑音を発見することがあります。特に症状がない場合にはついつい、そのままにしてしまいがちですが、やはり、その際には心臓の詳細な検査を行い、現時点でどの段階の病態にあるのかということを知っておく必要があります。特に無症状で心雑音があり、そのまま放置していて、一か月後に胸やお腹に水がたまって来院といったこともあります。

心雑音を聴取した時点で強く検査を進めたり、しっかりとした説明を行いオーナーさんに納得して検査に進んでもらえるようにするのが獣医師の責任でもあるので、今後ももっとわかりやすく説明を行えるようにしなくてはと改めて思うきっかけとなりました。