アロペシアX

まだまだ暑さがきびしいですねsunみなさん、体調はいかがですか?

今日のタイトル名、なにやら聞きなれないと思いますが、皮膚の脱毛症の症状を出す病気です。今日はこちらについて書いていこうと思います。

アロペシアとは英語で脱毛症という意味で、原因がよくわからなかったため、この名前が付けられました。

おもにポメラニアンに多い病気ですが、ほかにもサモエド、キースボンド、チャウチャウ、シベリアンハスキー、アラスカン・マラミュート、ミニチュア・プードル、トイ・プードル、シェルティなどが、アロペシアXにかかりやすいといわれています。(最近はシバリアンハスキー、アラスッカンマラミュート、めっきり減りましたねgawk

おもに1~4歳くらいで認められることがおおく、痒みのない脱毛症が頭部と四肢端以外に起こります。発病初期は明らかな脱毛はなく、「なんとなく毛のボリュームがなくなった」ということでオーナーさんが相談来院というケースも多いです。その部分の毛は艶がなくなり、乾燥しパサパサしています。この脱毛症は、皮膚だけに限局しており、脱毛症を起こしている外観以外には症状がなく、特に病気ではありません。

診断は脱毛症を起こす他疾患を除外するため、一般的な皮膚検査、血液検査、ホルモン検査、皮膚病理組織検査などを実施します。

上記の検査からアロペシアXと診断されたら、治療として毛周期のサイクルを整える働きのあるお薬や、性ホルモンを抑える薬が使われます。また病気の犬が去勢していないオスの場合は、去勢手術が有効なこともあります。ただ、すべての症例に薬が反応するわけではなく、また治療開始からすぐ効果が表れずに何か月か内服が必要な場合もあります。発毛した後も数年後に再発することもあります。
皮膚にだけに限局し痒みも伴わないことから、皮膚の乾燥を防ぎ、治療をせずに服を着せて皮膚を保護するような治療だけを行うのも治療の選択肢の一つとなります。