ジアルジア

今日初めての動物病院来院の猫ちゃん。

下痢が長期間続いているとのことで、便検査をおこなう事に。便をお持ちでなかったので、直接肛門から取ることに。準備をしている最中に、催したらしく、幸運sign02なことに、下痢便をだしましたcoldsweats01

以前にもブログで書きましたが、アステールでは便検査を3種類の方法で行います。

①便を少し取って直接顕微鏡で見る方法→主に細菌や原虫の種類や活性度ついての観察をおこない ます。

②便をスライドグラス上で伸ばし、染色して顕微鏡で見る→細菌や原虫の種類やバランスをみます。

③便を耳かき1杯くらい飽和食塩水に入れて15分くらい置き、上澄みをスライドグラスにとって見る方法→主に寄生虫卵の有無をみます。

子猫ちゃんという事で、寄生虫の可能性も高かったので、排便したお陰で全部の検査をおこなう事ができ、良かったです。

今日はその中でもジアルジアという原虫が発見されましたsign03この原虫は小腸に寄生していて、便とともにシストと言われる熱や乾燥に強い卵を排出します。これを口に入れることで感染が広がります。

大人の猫ちゃんですと、症状が現れない場合も多いのですが、子猫ちゃんですと、下痢をおこし、栄養が体にいかずに衰弱して、場合によってはなくなってしまう事もあります。

治療は飲み薬になります。目安としては1週間ですが、場合によってはもう少し飲んでもらう必要があるかもしれません。

ジアルジアは人畜共通感染症といって動物も人も同じように病気になります。下痢の便をしたものを片付けたあとはよく手を洗って下さい。小さいお子さんがいる場合には触ったりしないように気を付けて下さいね。

また下痢をしたら便を持ってきていただくと検査が確実に行えます。出来れば排泄したばかりの新鮮便の方がより検査が正確に行えます。子猫ちゃん、子犬ちゃんで下痢が続く場合には動物病院で受診しましょうね。