マダニ

こんにちは。昨日、おとといと、休診で皆さまにご迷惑おかけしました。掲示、ブログなどで、お知らせしていたのですが、ご存じない皆さまには電話、診察などで、ご不便おかけしました。今後もスタッフ一同がんばっていきますので、よろしくお願いします。

さて、今日は休診明けという事で、午前中はバタバタしてしまいました。

その中で、お耳掃除で来院していた犬ちゃん、ゴマくらいの大きさの黒い物がポトリsweat01よ~くみると、小さいマダニでした。

今年は異常なくらい暑い夏で(毎年そう言っている気もしますが・・・coldsweats01)10月になっても暑い日がまだまだありそうですね。今日は涼しいですが。

マダニは藪や草むらなどに潜んでいて、犬ちゃんが、潜り込むと、皮膚に落ちてきたり、引っかかったりすることにより寄生して吸血します。

マダニは耳の付け根、頬、肩、前足に寄生することが多く、ときには、足の裏にも見つかります。普通は2~3匹の寄生ですが、ときには、1匹の犬に数十匹~数百匹も寄生していることがあります。少数のマダニが単に犬の血を吸うだけなら、それほど大きな害はないですが、小型犬ですと、大量に寄生した場合には貧血の原因になる事もあります。さらに、マダニは犬の命にかかわる「バベシア」という病原体(原虫)を伝播するため、駆虫が必要です。

バベシアはマダニの吸血の際に犬の血管内に注入され、それが赤血球内に侵入し、さらにそこで細胞分裂によって増殖を繰り返し、赤血球を破壊。そして再び新たな赤血球に侵入して、その数を増やしていく。体じゅうの細胞に酸素を供給する役割を担う赤血球がどんどん壊されていけば、衰弱が進行して、ついには全身性の酸素不足状態からショック状態に陥り、一命を落としてしまう場合もあります。バベシアは治療方法がなく、対症療法となります。

そのため、病気を伝搬させないためにもマダニの駆除はとても重要です。マダニがついてしまった場合には動物病院で取ってもらい、そのうえで、駆除剤を投薬します。最近ではスポットタイプ、飲み薬タイプ両方ありますので、やりやすい方を選んで予防するのがいいですね。

まだまだこの時期でもマダニには要注意。特に遠出や変わったところへ行かなくても、いつもの散歩道にマダニは潜んでいるかもしれません。散歩の後は足や耳、内股など、皮膚をチェックしてくださいね。