水をよく飲む・・・・

3連休、お出かけしていますか?今日は晴れてお出かけ日和ですね。

今日は猫ちゃんの症状についてのお話です。

最近、お水をよく飲むようになっておしっこの量も増えたかもsign02以前より痩せてきたし。でもご飯も食べてるし、年だからしょうがないかな、、、という猫ちゃん、思い当たる節がある方もいらっしゃるのではsign02

お水をよく飲むという症状で考えられる病気はいろいろありますが、今回は腎不全の慢性について書いていこうと思います。

以前は急性腎不全、慢性腎不全といった分け方だったのですが、今は急性のものは急性腎障害といった呼び方をしているようです。慢性腎不全はそのままの呼称ですが、将来は変わるかもしれません。

少し脱線してしまいましたが、慢性腎不全は7歳以上の猫ちゃんに多くみられる、腎臓の機能が少しずつ損なわれていって、やがては腎臓が正常に働かなくなるという病気です。症状が表に出始めるのは、既に腎機能が約7割方失われた時であるため、先ほど書いた、お水をよく飲む、おしっこの量が多いといった症状が出ている時には既に病気はかなり進行している状態となります。腎不全の状態が進行していくと、毒素を体からうまく排出できなくなるため、口内炎や胃潰瘍をおこし、食欲不振や嘔吐といった症状が出てきます。腎臓で血液をつくるためのホルモンが減少することによって貧血を起こします。末期の状況では、尿毒症を起こし、この状態になると、生存が難しくなってきます。

この病気は残念ながら、治る病気ではありません。残っている腎臓の機能を大事に使って、病気の進行を防ぐといった治療が行われます。具体的には食事療法や内科療法を行い、残された腎臓で生活していく事になります。また、自宅で輸液を行ってもらうのもいいですね。

この食事療法、自宅で手作り食はダメですか?という質問をよくうけます。先日セミナーでちょうどその話があったのですが、ある文献で手作り食の猫ちゃんと腎臓病用の処方食の猫ちゃんとで生存率を比較したところ、圧倒的に処方食の猫ちゃんの方が長生きしたそうです。手作り食の猫ちゃんは栄養の偏りが見られ、貧血を起こす割合も多かったようです。この文献だけが正しいわけではないのですが、毎日、毎日、一日2~3食、栄養バランスを考えながら、猫ちゃんの処方用手作り食を作ることは、なかなか難しいです。結局好きなものだけ食べる、同じものしか食べないといったことになると、栄養バランスを崩してしまいます。病気になったから好きなものを食べさせればいいという考え方もありますが、何をかわいそうと思うか、だと私は考えます。

病気が進んでくると、それを見ている側はとても辛いものがあります。あの時もっとあれをやっていれば、これをやっていればという後悔をしないためにも、できる予防、治療はしていったほうがいいのではないかなと思っています。

もちろん、食餌がどうしても無理という猫ちゃんもいますので、その際は食餌以外の方法を行ってあげる必要があります。

慢性腎不全を気づくには定期的な検診が不可欠です。ワクチン接種の際や一年に1回の健康診断に動物病院を受診してくださいね。