食事反応性腸症

今日は下痢の原因の一つ、食べ物に関連する下痢についてのお話です。

一般的に下痢をして来院する犬ちゃん、まずは最近の生活習慣の変化や心当たりなどを尋ね、便検査を行っていきます。寄生虫や異常な細菌の有無などであれば駆虫薬や抗生剤などの治療を行きますし、おやつをあげすぎた、食べ慣れないものをあげたなどの場合には整腸剤で様子を見ましょうという対症療法を行います。

原因がコレと分かればいいのですが、駆虫薬、抗菌剤、整腸剤に反応しない慢性の腸症をおこす場合もあります。

その場合には何度も便検査を行ったり、血液検査、レントゲン、エコー検査などで異常の有無を確認するのですが、それでも分からないこともあります。

原因が特定できないものの中に食事反応性腸症があります。言葉のとおり、食事を変えてあげると今までの下痢が止まる疾患のことを言います。

現在ではフードメーカーから様々な療法食が発売されているので、それを食べてみるのが治療として一番なのですが、どのフードが適しているのかは、犬ちゃんによって違います。一つのモノが合わなければまた一つ試していくといった形になります。

フードが合っていれば、だいたい2週間以内には効果が出てきます。2週間でいまいちであれば、別のフードに変更をして、試していきます。

注意点としてはフードを試している間は他のものは一切あげてはいけません。おやつや人間のご飯を少しでもあげてしまうと評価が出来なくなってしまいますので、注意が必要です。

フードで症状が完全におさまり、元のご飯に戻したり、おやつを上げてみたいという場合には獣医師と相談になりますが、基本的には可能です。違うものをあげて、下痢が再燃するようでしたら、その際はずっと療法食で維持が必要になります。

下痢が続いている場合には様子を見ずに相談してくださいね。