花粉症

今日もまだまだ雪が残っていますね~。皆さま、足元ご注意くださいpaper

さてさて、実は私、ここ数年、花粉症が酷くなってきて、最近では、春だけでなく、秋も悩まされるくらいなので、そのうち一年中になるのではと心配しているのですが、もう、すでに花粉が飛び始めているようです。毎日なんとなく、鼻がむずむず・・・・今年は例年より多く花粉も飛ぶそうで、悩みの種です。

 

 犬ちゃんにも同じように花粉症があるのですか?と質問を受けるのですが、人間のような症状とは違う事が多いです。ですが、鼻水や目が痒くなるといった症状が起こる事もあるので、今後はそのような症状も増えてくるかもしれません。

犬ちゃんでの主な症状は皮膚症状として現れます。皮膚が赤い、皮膚を痒がるあるいは痒がることにより毛が抜けてしまうなど、ほかのアレルギー性皮膚炎・アトピー性皮膚炎と症状は変わりません。ただ、おそらく花粉症の場合は季節性があると思われ、スギ花粉であれば人と同じように2月頃から始まり5月か6月頃まで続く皮膚炎となるでしょう。また中には涙や鼻水を流す子もいるかもしれませんが、主流は皮膚症状のようです。

アレルギー検査で何のアレルギーなのかを調べる方法もありますが、数値として症状を出すのか、出さないのか、微妙なところもあり、また費用もかかるため最初からお勧めする検査ではありません。

人では主にスギの花粉症がメインですが、犬ちゃんの場合は食物アレルギーや環境のダニ、ノミアレルギー、そして、植物アレルギーが混在している事が多いです。近年、益々その傾向が高まり、一つのアレルギーが原因という犬ちゃんの方が珍しいです。

そのため、皮膚検査や細菌感染の有無、また食べ物のアレルギーの除外検査を必ず行い、治療を開始していきます。痒み=ステロイド治療を行ってしまうと、副作用で他の疾患を作ってしまうこともありますし、新しい皮膚病を作ってしまう事もあります。

ただ、ステロイドは絶対に使ってはいけない薬というイメージだけが進行し、獣医師の指示通りに薬を飲ませず、痒みが止まらない、症状が悪化してしまうということもあります。量、使用日数を守れば、とてもいい薬ですので、いたずらに危険と考えないようにしていただきたいと思います。

その他、シャンプーやフードなど、薬と組み合わせてコントロールしていきます。皮膚病(花粉症)は長い付き合いになるため、うまくコントロールしていけるように治療のお手伝いをしていければと思っています。私も、花粉症との付き合い、どうにかしようと思っています...。