誤嚥性肺炎

おやつをもらった後に急に元気がなくなって心配と来院した犬ちゃん。

以前も何回か紹介していますが、食べ物は食道から胃、腸へながれ吸収、排泄されていくわけですが、間違って気管に入ってしまうと、誤嚥性肺炎をおこしてしまいます。

食べ物だけでなく、唾液や水、異物などを誤飲することによって、肺の化学的損傷、気道閉塞、感染などが生じ、炎症反応が引き起こされます。

著しい急性炎症や吸引した物質による物理学的な気道閉塞が生じると呼吸困難に陥ります。

この犬ちゃんはとても興奮しやすく、食べ物を詰まらせてしまう場合もあったため、聴診状は問題なかったものの、心配ということで、レントゲンを撮ることになりました。

幸い、レントゲン検査でも異常なく、様子を見ることになりましたが、高齢になってくると、お水を飲んだ直後に具合が悪くなってしまったり、呼吸困難を起こして突然死してしまうこともあります。

誤嚥性肺炎を起こすと、呼吸が苦しそうになったり、咳こんだりといった症状をおこします。

治療には呼吸困難な場合にはすぐ酸素室での維持が必要になります。

その他には抗生剤や気管支拡張剤、場合によっては利尿剤が必要なこともあります。

予防対策としては、ごはんを頻回投与し、食べづらい大きさ、硬さのものはあげない、高齢であれば、お水を飲む際のお皿の高さなども気を付けて、おかしいなと思ったら、病院を受診してくださいね。