斜頸

耳の道には位置によって、外耳、中耳、内耳と言います。

内耳は耳の鼓膜より奥の部分でその中に前庭という器官があります。

この前庭がなんらかの原因で障害を受けると、首を一方に傾けたまま(斜頸)になってしまう、目がぐるぐる回ってしまう、まっすぐ歩けない、一方方向にぐるぐる回ってしまうなどの症状が起こります。

この前庭の病気の原因はいろいろありますが、

脳に炎症が起こる

内耳炎

突発性

などがあります。

耳が汚れていれば、内耳炎の可能性を疑ったり、一通り血液検査やレントゲン検査、必要になるとMRI検査などをおこなって、診断をつけていきます。

それでも、診断がつかない場合は突発性の前庭障害という診断になります。この突発性は高齢になると発症しやすく、犬、猫両方に起こりますが、主に犬の方が多いといわれています。

突発性の場合、予防ができないため、突然おこるので、注意が必要です。

 

治療には症状で感染を疑えば、抗生物質、炎症を疑えば抗炎症剤を投与していきます。嘔吐を起こしていたり、水が飲めないような場合には制吐剤、点滴などの症状に応じた治療を行っていきます。

このような症状の予後は様々で徐々に悪化してしまうこともありますが、少しずつ回復してくれることもありますので、注意しながら、診断、治療をつける必要があります。