今日で震災から2年です

震災から2年たちましたね。

震災直後は計画停電、毎日の東日本の深刻な状況が溢れ、ここ埼玉でも電気とは?生活とは?ということを考える生活が続いていましたが、2年たった今、こちらでは以前の生活と全く同じように生活しているような気がします。

昨日は皮膚セミナーへ参加したのですが、その際、講師の配慮で福島の現状ということで、福島の動物病院の先生より当時の動物病院の関わり、そして今の動物たちの現状についての講演を聞くことができました。

震災直後は人命優先、また数日で自宅へ帰れるという予測のもと、避難所に動物を連れて行くことができませんでした。

その後、数日たっても避難所から帰れない、避難所生活では動物が入れないということから、動物を飼育している人は避難所ではなく、車の中で生活するという人も多かったそうです。

最低限の家財道具、家族、そして動物が車の中で生活する、しかもまだ福島では雪もちらつく寒い3月。

食事も一日で一人おにぎり2個のみという日がしばらく続き、それを動物にも分け与えるというお話を伺いました。

福島の獣医師が集まる獣医師会は動物用のシェルターを作ったり、野犬、野良猫となってしまった動物たちを保護したり、また保護されなかったあいだに生まれた命の譲渡作業を行い始めたりと少しずつ動きが広がってきました。

今の大きな問題の一つとして、震災後野良犬、猫となってしまった動物たちが繁殖し、人に慣れていない野生の犬、猫がどんどん増えてしまっていることだそうです。

震災後すぐはシェルターで保護していた犬、猫ちゃん、不妊手術を行うのも勝手にはできず、保護した時にはもう妊娠している動物が多くシェルターの中でどんどん数が増えていったといいます。

そして貰い手が見つからない犬、猫ちゃんは保健所で処分という現状があります。

現在、様々な動物の団体が様々なかたちで動物の支援を行っていますが、この現状から

動物かぞくの会

という団体が動物診療車を寄付しようといま募金活動を行っています。この診療車は保護しながらその車の中で不妊手術が出来るというものです。

もしご興味があるかたは是非、下記HPをのぞいていただけると嬉しいです。

http://www.doubutsu-kazoku.jp/index.html

獣医師として、人として、これからも震災のことを考えていこうと思います。

野生化している犬、猫を保護しつつ、不妊手術を行い、