乳歯遺残
乳歯の抜け替わりは生後3か月くらいから徐々に抜け替わっていきます。
最初は前歯から、徐々に奥歯、最後に犬歯が生え変わります。
ごはんを食べるているときやお散歩中に抜けてしまうこともあるので、実際に気づかないまま永久歯に生え変わっていたということも多いです。
ですが、最近、永久歯に生え変わっても乳歯が抜けない犬ちゃん、非常に多いです。
特に犬歯部分が多く、永久歯が内側に生えてしまったり、永久歯と乳歯が並んで生えてしまったりということがよくあります。
この乳歯の為に麻酔をかけて抜歯したくないという気持ちもよく分かりますが、放っておくと、人間と同様歯並びが悪くなってしまったり、歯石が非常につきやすいといった問題が出てきます。
また乳歯は非常に折れやすいため、ドライフードやおやつを食べた拍子に折れてしまい、そこから感染して歯肉炎を起こしてしまうこともあります。
アステールでは乳歯が抜け替わる生後6か月を過ぎて発情が来る前の7か月の間の避妊、去勢手術をお勧めしています。
その際に乳歯が抜けていない、抜ける気配もない場合には一緒に抜いてしまうと麻酔も1回で済むため、リスクも減ってきます。
犬ちゃんの歯の状態、不安なことがありましたら、ご相談くださいね。