ワンちゃんの前立腺肥大について
こんにちは。獣医師の横田です
本日は、ワンちゃんの前立腺肥大に付いてお話させていただきます。
男の子は老齢になると、精巣から分泌されるホルモンであるアンドロゲンと雌性ホルモンであるエストロゲンの量にアンバランスが生じて、前立腺の外線や間質細胞が増殖するために前立腺の容積が増加して肥大が起こります。
この肥大は良性のもの(過形成)で、腫瘍によるものとは区別される。
犬では一般に5歳以上に見られますが、若くても認められる。前立腺肥大は精巣の存在と関係があり、去勢によって精巣を早期に摘出した場合は、通常良性の肥大は起こらない。
症状は、前立腺が肥大することによって直腸が圧迫され、排便障害やしぶりがおこることがあります。人でみらるような排尿障害は犬ではあまり見られない。
この場合、治療は去勢手術となります。
何か気になる事があれば、ご相談くださいね~