網膜の病気について
こんにちは。獣医師の横田です
もう年末ですね~大掃除もこれからしないとです。
さて、今日は網膜の病気についてお話させていただきます。
進行性網膜萎縮
網膜血管が萎縮していくために網膜が機能しなくなり、視覚が失われてしまう病気です。
徐々に進行していくため、自分ちの子が見えなくなっことに気付きにくいです。
また、遺伝が関与しており、ダックスフンド、プードル、ミニチュアシュナウザーなどなど多くの犬種に 認められています。
遺伝素因のあるわんちゃんの交配を避けることが、大事になってきます。
突発性後天性網膜変性症
ある日突然みえなくなってしまう病気です。原因は分かっておりません。いろんな種類の犬種に起こります。
どちらも治療法はなく、目が見えないことを受け入れていくことが必要になってきます。目がみえないのは私達も辛いですよね
でも意外とわんちゃんたちは見えない環境に慣れてくれると、元気に過ごせたりするものです。
ぶつかったりして危なくないようにお家環境を整えたり、お散歩もいつものルートで歩くなどして変わらず楽しく過ごしていくことも大事なのではないでしょうか。
見えないことが、目だけの原因とは限りません。脳や神経の障害で見えなくなることもあり、原因がこちらであった場合、命にかかわることがあります。
何か気になることがありましたらお声をお掛け下さいね