わんちゃんの異常を見抜く!
こんにちは、獣医師の横田です
今回は、わんちゃんの異常を見抜くためにお家で見てもらいたいことをお話させていただきます。
まずは、呼吸です。
安静時の正常の呼吸状態は、鼻で穏やかに呼吸をしています。
口が開くような呼吸はパンチング時以外は異常です。特に、猫ではパンチングをしないため、開口呼吸は呼吸困難を示す重要な所見です。
呼吸数は興奮状態にも影響されるため、心不全を単純に反映する情報ではありませんが、モニタリングするものとして重要です。安静時の呼吸数はワンちゃんで一分間に10~20回程度です。
また、心拍数や脈拍数もみることが出来ると思います。
心拍数はワンちゃんで1分間70~160回、猫ちゃんで120~140回となり、お家では首の脈を触ったりして判断が出来ることもあります。
あとは、体重、体格の変化もあります。
腹水や胸水などのむくみがあると体重は増加します。正常なら±0ですが、病的な時は急激な体重の変化があり、アンバランスになっていることがあります。
粘膜の色の変化もあります。
粘膜の色が紫色になると、チアノーゼと言う状態で酸素を吸って、二酸化炭素を吐き出すバランスが悪くなっている状態です。
安静時でも紫になってしまうようなら、早めに病院で診察を受けましょう。
何か気になることがあれば、おしらせくださいね〜