チャイニーズ・フィンガー・トラップ?
こんにちは大久保です
ただいまアステールにはトレーニング科で学んでいる専門学校生が研修に来てくれています
研修生といえども、山のようにある日常業務をお手伝いしていただいて本当にありがたいです
手術もなく穏やかな午後の時間、松尾先生が研修生含む他のSTAFFに向けて即席実地セミナーを開催してくれました
内容は『外科結びの練習及び、チャイニーズ・フィンガー・トラップの作り方』
皆さんも日常生活のあらゆる場面で紐を結ぶ時があると思いますが、特に獣医さんにとって紐を結ぶ練習をするのはとても重要な事なんですね
何故か?
手術をする時に、血管や臓器を糸で結ぶという行為がとってもとっても大切になってくるからです
結び方にも色々あって、それぞれ結び目の出来方、強度などが違い、結ぶ場所によって結び方を使い分けているそうです
今回は結び方の中でも代表的な外科結びという結び方を練習しました◎
結び方をある程度練習してからみんなで挑戦したのがチャイニーズ・フィンガー・トラップ作り
どなへんがチャイニーズでどんな罠が待ち構えているのかドキドキしながら挑みましたが、どこにも罠はありませんでした(笑)
チャイニーズ・フィンガー・トラップとは、尿道カテーテルを体に留置する時などに使う結び方ですどこに留置するのかは大体想像できると思いますが・・・言葉にすると大変痛々しいので詳しい説明は省きます
引っ張られたりしてもカテ-テルが体から抜けないように結んでいきます。
『引っ張っても抜けない』というところが昔から伝わるチャイニーズ・フィンガー・トラップというおもちゃに似ているのでこのような名前がついているそうです。
↑チャイニーズ・フィンガー・トラップ。引っ張っても指が抜けないただそれだけのおもちゃ。
湿布を皮膚に見立て、そこへカテーテルを通したものを使って練習します。
これが完成図
こういう時に性格が出ますね。
さっさと終わらしてみんなに茶々をいれる私
初めての作業に戸惑う実習生を優しくサポートする村山さん
ほとんど一人言なんだと思いますが、作業中異様な盛り上がりを見せるトリマー弥生さん
ひとり黙々と必要以上に結び目を作り続ける佐藤先生
色々な意味で面白いセミナーでした