数万人の命を救った「蚊とりボトル」
こんにちは!村山です
今日本で流行りといえばデング熱ですね
代々木公園だけでなく、新宿中央公園でも蚊に刺されてデング熱を発症した患者さんを確認したとか
アフリカで今でも脅威をふるまっているエボラ出血熱。もしこれが、人口の多い東京にエボラウィルスが来たらとんでもない事になってしまうだろうな、と正直遠い世界の話のように感じていましたが・・・
他人事ではなかったですね
デング熱は名前だけは聞いたことがありましたが、熱帯地方のイメージがあったので、まさか日本で流行するとは思いもよりませんでした
日本ではまだ重い症状の人は出ていないみたいですが、フィルピンでは、毎年デング熱によって小さな子供を中心に約22,500人が命を落としているそうです
デング熱にかからない様にする一番の方法は、蚊に刺されないようにする事!!
デング熱を少しでも予防するために、フィリピンの家ではこんな蚊取りボトルを置いているそうです
★作り方★
・ペットボトル(1.5〜2.0lのもの)
・熱湯:200ml
・ブラウンシュガー:50g(砂糖でOK)
・イースト:2g(ドライイーストでOK)
1、ペットボトルの口を切りとる。

2、ペットボトルに「ブランウシュガー」入れ、熱湯を注ぎ完全に砂糖を溶かします。その後、40度程度に冷めたところで「イースト」を入れます。イーストは混ぜずに静かに「発酵」を待ちます(2時間〜半日程度)。

3、プクプクと発酵が始まったら、切り取ったペットボトルの口を逆さに差し込んで完成です。黒い紙やビニールで周りを覆うとさらによいです。

とっても簡単
発酵によって発生する二酸化炭素が蚊をおびき寄せる仕組みです
これはフィリピンのマニラ首都圏で浄水や下水処理サービスの提供を行っている会社が開発し、市民に配布したそうです。
この会社が蚊とりボトルセットを何百人もの市民に配布し、各々軒先に配置してもらうよう呼びかけたところ、フィリピンでのデング熱感染例は55%も減少し、致死率も38%減少したそうです
蚊の多い地域にお住まいの方は、蚊取りボトルを置いてみるのもいいかもしれないですね
みなさん外出の際は虫よけスプレーを忘れずに