胃拡張胃捻転症候群

こんにちは、佐藤ですhappy01

今回は胃拡張捻転症候群についてお話ししたいと思いますgood

胃拡張捻転症候群とは、言葉のとおりですが、胃の拡張および胃の変異により起こる疾患ですflair

まず原因ですが、明らかな原因はわかっていません。しかし、動物の体型(大型犬などの胸の深い犬)、一度に多量の食事を与えるなどの給餌方法、食後の運動やストレスなどが関与して起こります。

症状としては、急激にお腹が膨らみ、背中を丸めるような姿勢を示したり、落ち着きのない様子が認められます。また、嘔吐しようとしても嘔吐できず、多量のよだれも認められます。重篤な場合には、血圧低下、頻拍、粘膜蒼白、呼吸促迫、沈うつやショック状態を示します。

次に治療法です。胃内に貯留している多量のガスを口からチューブを胃内に挿入させて排出させます。それができない場合には、胃に直接体表から針などを刺してガスを排出させます。さらに、血圧や心拍出量を改善させるために輸液も行います。動物が安定すれば全身麻酔を行い、捻転した胃を正常の位置に戻し、再度捻転が起こらないように胃を腹壁に固定する手術を行います。

最後に胃拡張捻転症候群の注意点を挙げさせてもらいますsun

・食事は小分けにして、一度に多量の食事を与えないようにする

・食事中は動物を興奮させない

・食後の激しい運動は控える

基本的には食事中、食後の注意になりますねflair お腹が張っているなどありましたらなるべく早く病院に連れて来て下さいsun