輸血

こんにちは、佐藤ですhappy01

今回は犬や猫に対する 「輸血」 についてお話したいと思いますflair

動物たちにも輸血が必要な疾患は存在しますflair 例えば、大量の出血、貧血(赤血球や血色素の不足)、血液凝固因子不足による止血不良などがその対象です。いずれも動物が生命の危険にさらされる状況で、輸血はその最も有効な治療法の一つと言えます。

動物病院が輸血を実施しようとする時にまず問題になるのが、 「血液の確保」 になります。日本には動物の血液バンクが存在せず、輸血を行う動物病院で輸血用血液を採取しないといけませんsweat02また、動物病院間で輸血用血液を融通し合うことも法律で禁止されています。

輸血の効果は大きいですが、危険な部分もあります。代表的なものとして、不適合血液の輸血により起こる免疫学的副反応(赤血球が破壊される溶血や、アナフィラキシーショック)があります。

免疫学的副反応のなかでもとくに注意しなければならない溶血反応(特に、A型の猫の血液をB型の猫に輸血すると症状が深刻になる)は、赤血球型判定と輸血前の交差適合試験である程度予測することができますflair しかし、これらの検査で全ての輸血副反応予防できるわけではありません。できる限りの輸血前検査を実施すること、輸血開始後も注意深く観察することが大切になります。