診断の助けになる便
こんにちは、佐藤です
今回は、便検査についてお話したいと思います
動物が下痢や嘔吐している時、便や吐物の様子を観察すると、そこに原因が隠れている事がよくあります
その際、便を持参していただくことになるのですが、いくつか注意点が存在します。
1、ある程度の量が必要
2、トイレットペーパーで包むのではなく、ラップや直接ビニールに入れる
3、できるだけ新鮮な便を持参する
下痢を起こすような細菌や寄生虫は、時間が経つと動きが弱くなり隠れてしまう事があるので、新鮮でできる限りたくさん持参していただくと、寄生虫などの検出率はあがります。
よくトイレットペーパーで包まれた便を検査することがありますが、トイレットペーパーは水分を吸収するので、ぱさぱさになってしまい、元の便の硬さがわからなくなってしまいます
消化器症状(嘔吐、下痢など)が認められた際は、以上の事に注意して便を持参していただくといいと思います