白内障の手術について
こんにちは。獣医師の横田です

今回は、白内障の手術についてお話させていただきます。
わんちゃんやねこちゃんの白内障における治療は、基本的に手術になります。
白くなったレンズ(水晶体)は、レンズの蛋白が変成したためです。
様々な原因で、変成してしまったレンズ(水晶体)の蛋白は元どおりの透明に戻る事はありませ
ん。
このため、レンズ(水晶体)の白く濁ってしまった部分を取り除き、レンズ(水晶体)の役割を
するものを中に入れてあげることで、見えなくなった視野を取り戻す事ができます。これが白内
障の手術です。
また、白内障が進行してくると、レンズ(水晶体)の蛋白が眼の中に漏れ出てくる事があり、
これによって眼の中の炎症が起こったり、緑内障が起こったりして、眼が痛くなってしまう事が
あります。
こういった白内障による合併症を少なくするためにも、手術をするメリットがあります。
若い子でも中齢でも、勿論ご高齢でも白内障はあります。
まずは、白内障があるのか、あれば今はどのくらいの状態で、手術をした方がいい時期なのか、、、
など気になる事がありましたら、病院までご相談ください
