てんかんについて
こんにちは獣医師の横田です。
今回は、てんかんについてお話しさせて頂きます。
てんかんは、大脳の神経細胞の異常興奮によって起こり、症状がくりかえされます。
症状は意識がなくなって全身のけいれんを起こすものや、四肢をばたばたさせるものなど全身に現れる
タイプや、右足だけとか顔面だけぴくぴくするとか、身体の一部にだけ現れるタイプがあります。
てんかんや、その症状である発作の発生は、神経細胞の興奮性と抑制性の不均衡によるものと考えら
れています。
脳内の神経細胞は、他の神経細胞を興奮させるために働きかける細胞と、興奮しにくくするように働
きかける細胞とで一定に保っています。
これが崩すような神経のネットワークができると、発作が起きやすくなります。
治療は、原因によります。
脳内に腫瘍や炎症、奇形など明らかな形の異常が認められなければ、特発性てんかんとして抗てん
かん薬での治療を進めていくことになります。
まずは、こういった問題がないかどうか、慎重に判断する必要があります。
もし、我が子の発作をみたら、まずは動物病院にご相談下さい