大腸炎のつづき
こんにちは、佐藤です
今回は、前回に引き続き大腸炎についてお話します
前回、原因や症状のお話をしたので今回は診断や治療についてになります。
大腸炎の診断の際欠かせないのは糞便検査になります
もちろん病歴(特にどのようなものを口にしているか、環境の変化はなかったかなど)の聴取だけでも予想出来ることもありますが、基本的には糞便検査は行っています。
下痢を起こす原因になる細菌や寄生虫、食事などは糞便検査をするとわかることが多いですし、検査には便しか必要ないのでわんちゃんが嫌がることもありません
経過が長かったり、一般状態が悪い場合は血液検査や画像診断を行い、これらの検査で必要と判断した場合には内視鏡検査なども行う事もあります
多くの場合は、食事療法や、抗生物質、整腸剤のようなもので改善がみられますが、どこかに腫瘍が隠れていたり、ホルモンの病気がある場合は治療が複雑になることもあるので注意が必要です