ねこさんの糖尿病について
こんにちは、獣医師の横田です
今回は、猫さんの糖尿病についてお話しさせていただきます。
糖尿病とは、膵臓のβ細胞から分泌されるホルモンがうまく働かない状態のため、高血糖や尿糖が排
出される状態のことです。猫さんの糖尿病は、インスリンを必要とするインスリン依存性糖尿病と、イン
スリン非依存性糖尿病に分けられます。また、様々な病気や環境や外的などのストレスによって、簡
単に血糖値が一時的に上がってしまう耐糖能障害もあります。これは、今すぐに治療が必要ではあり
ませんが、今後インスリン非依存性糖尿病を示す可能性はあります。
治療は、一般的にはインスリン製剤の投与と適切な食事を与えることになりますが、症状や病気の進
行度によっては(インスリン非依存性の場合など)食事療法だけでのコントロールや内服薬により行え
ることもあります。治療をしないままにしておくと、病気が進行して全身の臓器に対して合併症を引き起
こすことがあります。
このため、早期発見、早期治療がすごく大事だと思います。年に1~2回の健康診断って必要です
ね?!
何か、気になることがありましたらお声をおかけくださいね~