栄養素:炭水化物について
こんにちは、獣医師の横田です
今回は、炭水化物についてお話させていただきます。
炭水化物は動物が消化できるでんぷんと食物繊維に分けられます。
でんぷんは小腸で、消化酵素によりぶどう糖まで分解されて体内に吸収されます。
わんちゃんや猫ちゃんは人間と比べてこの消化酵素が少ないようです。
成長期の前半では、特にでんぷんの消化は苦手です.。まれに下痢を起こしたりしてしまいます。
でんぷんはぶどう糖まで分解されて体内に吸収された後、血糖として体内を循環します。
体内では、直接エネルギー源として利用されたり、体脂肪として脂肪組織に蓄積されたり、グリコーゲ
ンとして肝臓に蓄えられます。
食物繊維は、消化できないので、そのまま便として排出されるか、腸内細菌の栄養源となります。
総合栄養食であるわんちゃん、ねこちゃんのフードにもこれらは適量で含まれています。
何か気になることがあれば、お声をおかけくださいね~