下痢の診断について

クリスマスが終わり、お正月を迎える年末時。

特別な日にわんちゃんにも美味しいものを食べさせてあげたい!と、普段とは違うものを与えてしまうこと、ついついありますよね。

そして数日後…

わんちゃんが下痢している!

なんていうこともあるのではないでしょうか。

今日は下痢ついて少しお話してみようと思います。

 

患者さんが動物病院に来られた時、まず私達スタッフが聞きたいことは主にこの2つです。

 

①下痢は急性に起きたものか、長期的(慢性)に起きているものか

急性であれば、対症療法(下痢止め、抗生剤のお薬等)で治る場合が多いです。

慢性の場合は消化器の病気以外にも様々な要因で起こる場合がありますので、糞便検査以外の検査が必要になってくる可能性があります。

 

②下痢は小腸性のものか大腸性のものか

下痢の原因が小腸由来なのか、大腸由来なのかということです。

要は、便の特徴をおさえてもらいたいのです。

小腸性→便の回数はやや増加か不変

    一回の量が多い

    嘔吐もみられる

    体重が減っている

    白っぽい便、黒色便

大腸性→便の回数が増加

    一回量は通常もしくは少なめ

    しぶりがある

    粘液が付いている

    血液が付いている

これらの項目に当てはまると絶対小腸性だ!大腸性だ!というわけではないですが、傾向はあると思います。

 

飼い主さんからの情報が下痢の原因の正しい診断につながっていきます。

下痢で来られた際にはぜひわんちゃんの便を持ってきていただき、そして便の特徴を教えてください!

便検査の結果そして飼い主さんからの情報をもとに下痢は原発性(消化器疾患)か続発性(その他の疾患(+消化器疾患))か獣医さんが判断していきます。

消化器疾患以外にも下痢になることがあるのです。

続発性として腎不全や肝不全、甲状腺疾患・副腎疾患などのホルモン性疾患、腫瘍などが挙げられます。

糞便検査に加えて、血液検査(ホルモン検査)、尿検査、X線検査、超音波検査、内視鏡検査などで判断していくことになります。

 

もちろんストレスやご飯が原因の下痢もあります!

この時期は特に気が緩みがちなので(笑)、皆さんわんちゃんの誤食にもご注意を!!

よいお年をお過ごしください。

 

 

 

 

 

 

 


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獣医師:

星野