猫の感染症①

こんにちは、獣医師の佐藤です。

今回は、猫エイズについてお話ししたいと思います。

正式には猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症と呼ばれ、人エイズの原因であるHIVと似たウイルスによる感染症です。

ただ、人から猫や、猫から人へと感染することはないので安心してください。

基本的にはエイズ陽性の猫とのケンカにより感染と言われていますが、唾液や排泄物との接触でも感染することもあるので注意してください。

猫エイズに感染したからと言って必ずこの症状が出るというわけではなく、病期の進行に伴い猫の免疫機能が抑制されることにより、全身の様々な症状を起こすことがあるのが特徴です。

感染したからといって必ずエイズを発症してしまい予後不良というわけではありません。

猫の集団で比較した場合、FIV感染猫と非感染猫の間に平均寿命の差はないとも言われています。

しかし一度感染が確立すると一生涯ウイルスを排除できないので、ウイルス保有個体(キャリア)として生活していかなければなりません。

病期がすすみ免疫不全の徴候が認められた場合の予後は数ヶ月ともいわれている怖い感染症なのは間違いありません。

猫を飼ったら外に出さない、新しい子を迎え入れる際には必ずウイルス検査を徹底しましょう。


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佐藤