獣医皮膚科学会認定医 合格

こんにちは獣医師の藤野です。

 

タイトルにも書きましたが、先日「獣医皮膚科学会 認定医試験」に合格しました。

正式には2023年の1月から「獣医皮膚科学会認定医」を名乗れます。

 

認定医って何?と思われると思いますので、簡単に説明すると、

獣医療では、人医療と違い専門医制度が不十分です。

日本にいる専門医はアメリカやヨーロッパの専門医を取得していたり、近年設立されたアジア専門医を取得しています。

しかしそんな先生達はまだまだ少なく、しかも町医者ではなく、大学病院や二次診療施設にいらっしゃいます。(日本獣医皮膚科学会専門医は2022年現在で日本に7人!!)

皮膚病で困ったことがあっても、そんな先生方に診てもらう機会は残念ながら少ないです(もちろん紹介することはできます)

 

ホームページなどで「皮膚科専門」と書いてある病院さんを見かけますが、本来は上記の専門医しか名乗ってはいけないはずです。

それくらい獣医療の専門医というのはまだまだ認知度が低いのが現状です。

 

では、認定医とは何でしょうか?

専門医はその科(皮膚科専門医は皮膚科)しか診察しないのが一般的ですが、

認定医は総合臨床医(いわゆる街のお医者さん)の中で、学会から認定されたという証です。

「皮膚科得意にしてます」や「皮膚科特化」というのは実は自由に名乗れるのですが、きちんと学会からお墨付きが出たというものです。

 

 

獣医皮膚科学会のHPを添付しておきます

(私の名前は来年にならないと出てきませんので (笑) )

認定医制度について | 一般社団法人日本獣医皮膚科学会 (jsvd.jp)

 

認定医取得で慢心せず、勉強を続け、皮膚病で悩むワンちゃんネコちゃんの力にならたらと思います。

 


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